kazi's quattro diary

廃墟に乞う

(2012/05/12 Sat)
「廃墟に乞う」
佐々木 譲 著
文春文庫



 今まで読んだ本の中で、著者の作品は多い部類に入ります。
 ただ、当たりハズレがあるのも事実で、期待を裏切られたことも少なからずあります。
 さて、本作品は直木賞受賞作ですが、どうでしょうか・・・?

 ある事件が元で精神を病み、休職することとなった北海道警察の刑事、仙道。
 組織を離れて、療養の日々を送るなか、その立場を知った人々から様々な依頼が届きます・・・。

 当たりかハズレかどうかの感想は、正直「ハズレ」です。
 そもそも犯罪は陰湿的、動機も陰湿的、そこに手帳も持たない刑事が単身やってくれば、必然的に心理戦となるでしょう。その心理戦も、本当は地道な捜査の繰り返しがあってこそ深みが増すもので、やはり短編ではちょっと限界があるのではと思いました(表題作はまあまあでしたけど・・・)。
 敢えて難しい手法に取り組んだこと、様々な社会や文化を持つ北海道の各所を舞台にしたこと、そして、著者の受賞コメントの通り「功労賞」として、直木賞受賞という高い評価を受けたのかもしれませんね。

 オススメ度・・・3.5


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Jordan 4 at 2012/05/17 16:06
私の姿に、千回ましたが、私のことを思い出した。あの夜は若さのいたるところは「こだ、あなたの手は荒れて!」。母親の手を掴んだ、私をいかに押さえて申し訳なく思っている私はその夜だった。私はてっきりはしっかり覚えて、ちょうど私で作ったの。しかし母は自分を知っているようだった。彼女はもう忘れた――許してくれた――ずっと昔だ。http://www.jordan4k.com/ [削除]
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雪冤

(2012/05/05 Sat)
「雪冤」
大門 剛明 著
角川文庫



 元弁護士の八木沼は、死刑判決を受けた息子の無罪を信じて、活動を続けていました。
 刑事時効である15年が過ぎようかというある日、犯人を名乗るメロスという人物からの電話が八木沼に掛かってきます…。

 冤罪と死刑制度を背景としたミステリーです。
 ミステリーのキモである仕掛けは予想外ではあったものの、2時間ドラマを1、2本組み合わせたような、どちらかと言えばありきたりなものでした。
 ただ、死刑制度については、存続そのものが議論されている難しい問題であり、作中に出てくる記述(考え方)には非常に考えさせられるところがありました。
 ちなみに、自分は死刑制度を存続すべきと考えています。
 理由は、凶悪犯罪の抑止力となるからです。
 更なる厳罰化を望みます。
 しかし、今のところ、冤罪は間違いなく存在するのも事実で、法制度もこの危うさを認識し、取調べの可視化や裁判員制度など、少なくとも独善的ではないと思います。

 オススメ度・・・3.75


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Jordan 4 at 2012/05/17 16:07
私の姿に、千回ましたが、私のことを思い出した。あの夜は若さのいたるところは「こだ、あなたの手は荒れて!」。母親の手を掴んだ、私をいかに押さえて申し訳なく思っている私はその夜だった。私はてっきりはしっかり覚えて、ちょうど私で作ったの。しかし母は自分を知っているようだった。彼女はもう忘れた――許してくれた――ずっと昔だ。http://www.jordan4k.com/ [削除]
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風が強く吹いている

(2012/04/28 Sat)
「風が強く吹いている」
三浦 しをん 著
新潮文庫



 寛政大4年の清瀬は、理想的なフォームで疾走する蔵原と運命的に出会います。
 清瀬は、同大学に入学予定ながら、無一文の蔵原を自分の住む竹青荘に引き込み、合わせた10人で箱根駅伝出場を目指すことを宣言します…。

 文章は硬軟のバランスがよく、読みやすかったです。
 また、無駄な記述もなく、それでいて伝えるところはしっかり感じ取れました。
 駅伝という個人競技でありながら、集団競技の要素も兼ね備えた特徴と、素人集団というハンデを逆手に取ることでしか出せない個性を旨く織り交ぜ、既存のスポ根小説にはない柔らかさがあったように思います。
 ただ、ここからは苦言を一つ・・・。
 まず持って、こんな簡単には箱根駅伝には出られません。
 箱根駅伝は大学長距離界最高峰の大会であり、今でも多くのファンを魅了して止まないのは、これに出るための努力が並々ならぬものであるからだと思います。
 さらに、市民ランナーのひとりとして、1キロ3分のペースで、20キロ以上走ることのハードさは、たとえ他のスポーツで素養があったとしても、たった一年では克服不可能だと思います。
 こんな設定の甘さにちょっと不満(――〆)を感じた次第です。

 オススメ度・・・4.0


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激流

(2012/04/21 Sat)
「激流」(上)、(下)
柴田 よしき 著
徳間文庫



 中学の修学旅行、京都の街を自由行動していた美弥達7人の班は、バス移動の途中、メンバーの一人、冬葉が居なくなっていることに気づきます。
 必死の捜索も空しく行方不明となって20年が経ったある日、美弥の携帯に突然、冬葉からのメールが届きます・・・。

 行方不明者からの不可解な連絡、残されたメンバー他、20年という長き歳月の生み出す様々な人生模様など、ミステリーとして、小説として、どちらかと言えばありきたりな設定でした。
 上下合わせて800ページを超える大作であり、また、前述した通り、双方向で物語が動くため、さもすると難解で、独善に陥りがちなのですが、そこは著者の筆力の高さで、意外と読みやすかったです。
 反面、登場人物を屈折させ過ぎる嫌いがあったのも事実で、たとえ小説といえども、ちょっとやり過ぎ、でもこれぐらいじゃないと読者(自分を含めて)も納得しないから・・・。

 つくづく小説家という仕事は大変だなぁと思った次第です。

 オススメ度・・・4.0


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Lebron 9 at 2012/04/24 16:00
そこに溝が続く良いグリップを提供内側とアウトソール外労働は9世代のアイデンティティの宣言の巧妙なタイトルでの部門のニーズを満たすために活動はオールラウンドプレーヤーの安定性のためであり、そしてあらゆる種類のを作る困難に移動します。 [削除]
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Nike Kobe VII at 2012/04/25 16:30
アナリストの間では、選択肢を狭めないよう、バーナンキ議長があらゆる手を尽くすとの見方が大勢 [削除]
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8年

(2012/04/14 Sat)
「8年」
堂場 瞬一 著
集英社文庫



 ジャンルで言えば、スポーツ小説でしょうか・・・。

 藤原は、30歳を過ぎて、突然、メジャーリーグに挑戦します。
 彼は、右の本格派投手で、オリンピックでは、日本の金メダル獲得に貢献し、プロ入りが絶対視されていました。
 しかし、ある理由によりこれを断念し、悶々としながら8年が経っていました・・・。

 スポーツには、選手が勝つことを一義とし、しのぎを削り合うところにドラマや面白さがあると思います。
 また、それが、常人の想像を超える高いレベルであることも理由のひとつだと思います。
 そんな感じ方をしているだけに、こういうジャンルの小説に対しては、そもそも視覚的な面が欠けていることもあり、存在そのものにやや否定的でした。
 この作品については、この欠点の克服に固執せず、勝負に対する思いやプロとしてのプライドなど、小説が得意とするところ、すなわち感情表現を前面に出しているところに良さがあると思いました。
 また、クドクドした記述がなく、読みやすかったことも、好印象でした。

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Jordan 12 Playoffs at 2012/04/17 15:49
これを行うにはプレーヤーは彼らにこのゲームで成功するための最良の機会を与えるバスケットボールシューズを着用しなければならない。 [削除]
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